第13回燕喜館茶会

新潟教室  高橋恵楽

 木々が色づき始めた2009年10月25日(日)毎年この時期に開催されます燕喜館茶会に、今年も新潟教室で参加致しました。
席主は松尾朝楽先生。30人位お入りいただけるよう二間続きのお座敷に設えました。 お手前は、凹凸棚一文字煎茶手前。お軸は渡辺小華(渡辺華山の二男)のざくろ、霊芝画。 香盆の上には見ザル、聞かザル、言わザルの三猿で形どった脚の天龍寺青磁の高炉。 その脇には、俵で子(ね)が遊んでいる牙の香枕に堆朱の香筒。竹篭には十一種の花木。と秋の実りの喜び・豊かさを感じるお床飾りになり、猿や子達まで喜んでいるように見えました。
 近藤先生の「お客様の立場にたって一人一人行動致しましょう。」の挨拶の後、私も気を引き締めて受付へ。 混んで参りますとつい形式的になりがちですが、失礼のないよう、笑顔を忘れぬよう気をつけて、お接待させていただきました。
 また、稽古の際にお家元様から「略手前でも本格手前のように茶壷・茶則の扱いは堂々とし、見せ場を作りなさい。 ほんの数滴でもお客様に満足していただけるよう茶味に集中しなさい。」とご指導いただいた事等思い出しながらお手前致しました。 今回一文字盆に並べられたお茶碗には四世家元染筆の盧仝「清風」の茶歌の中の有名なくだり、一碗喉吻潤い、二碗孤悶を破る、三碗云々・・・の詩句が書かれてあります。その茶碗を汚さぬよう、どうぞ美味しくでますようにと念じながら一滴、一滴・・・。
 多くのお客様からお帰りの際に「とてもゆったりと贅沢な時間を過ごさせていただきました。美味しゅうございました。」とお声をかけていただき、私達もお客様から笑顔を頂戴致しました。お客様ともてなす側が、睦び交わすひとときの楽しさを感じた一日でございました。

 

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