平成26年新潟教室初稽古

新潟教室 山賀芳楽

時折小雪の舞う2014年1月18日、御家元、可楽家元嗣をお迎えして新潟教室の初稽古が行われました。
お手前は本格煎茶手前の多面盆扱いでした。松尾朝楽先生のお手前、お取次は新保清楽先生、そして私の三人です。
 お稽古が始まる前にポイントのお話と割り稽古をしていただきました。いつもは御家元がご指導くださいますが、本年は可楽家元嗣からご指導をいただきました。

 いよいよお稽古本番です。教室に緊張感が流れます。お手前の所作の流れを受けて三器盆をかたづけ、春日盆を送ります。湯の煮立った茶瓶へ茶投じ、そして注茶。お手前の袂をそっと押え、その場の空気、流れを邪魔しないよう補佐していきます。十八個の茶碗にぽたりぽたり注ぎ分けられました。お手前の方をはじめ、教室の皆さんも全神経を集中しています。心地良い緊張感が漂う中を、三人気持ちを合わせてお運びに進みました。 
 「美味しい」のお声で一気にお部屋が和み、皆さんのお顔がほころびました。新年の御家元教室に相応、清新の気、緊張感を教室の皆さんと共有しながらお勉強させていただきました。
 ますますお稽古に精進する決意を強くいたしました。


 

 

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