平成26年後楽堂初煮会

 2014年1月7日、新年最初の行事、後楽堂の初煮会がここ上賀茂の三清庵で行われました。午前十時過ぎ、今年は後楽堂二階のお稽古場に全員が参集。庭の方へ少し広げられたお部屋の、畳の香りもすがすがしく、まずは御家元からのご挨拶をいただきました。
 「皆さん新年おめでとうございます。近年は少し体調の加減から、行事を失礼しておりますが、代わって可楽家元嗣がつとめてくれております。昨年は襲名四十周年をお祝いいただきありがとうございました。また冷泉家様でお茶会をさせていただき、流祖以来のご縁を改めて実感することとなりました。現在、常々は体調の許すかぎり、執筆の方に専念しております。お茶会ではお目に掛かれないこともありますが、研究・執筆のほうで煎茶にとっての新たな発見もあり、皆さんの活動にも貢献ができると思いますので、その成果を楽しみにしていただき、お許しいただきたいと思います。今年も可楽家元嗣を盛り立てていただき、益々のご精進されることを祈っております」


 また、可楽家元嗣からも「あけましておめでとうございます。今日は家元と揃って皆さんにお目に掛かることができました。本人からご挨拶ありましたように、私個人で諸方につとめさせていただく機会も多くなってきておりますが、皆さんのお力添えの賜物と思っております。今年も励んで参りますので、更なるお力添えをお願いいたします」。ご挨拶の後は、皆伝をはじめとした許状の伝達式。各々、昨年の成果を御家元手ずからいただかれ、今年の精進をさらに誓い合っておられました。


 式典後は、大広間にうつり、初煮会。ことしは可楽家元嗣が御家元に代わって本格手前でつとめられました。御家元の後見のもと、来賓も毎席入られての五席。皆伝をいただいた師範がそれぞれ取次に着き、緊張の面持ちで多面盆の春日盆をそれぞれに運んでいきます。新年初のお味は、それぞれに芳しかったようで茶味の賞賛をいただきました。
 階下の競茶席では、可楽家元嗣の教鞭をとられている佛教大学の学生さんたちも見学に入り、毎回賑やかな歓声があがっていました。

 

 

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