平成24年 近江神宮煎茶献茶式

後楽堂直門 東 基楽

    

 2012年6月24日、志賀の海、琵琶湖をのぞむここ近江神宮におきまして献菓式ならびに煎茶献茶式が可楽家元嗣の御手前御奉仕により執り行われました。

    

 美しく清められました拝殿に向かい、門人一同、先人の方々への感謝、煎茶道の発展を祈願し、参列させていただきました事、御礼申し上げます。
 献茶式後、勧学館におきまして器局冷淹手前で煎茶会が開催されました。お茶席では、お客様のテーブルに今年も結界を兼ねたかわいい小さな花瓶に涼しげなお花が一輪入り、わくわくした気持ちになりました。お道具も涼しげで、瑠璃色のガラスの茶瓶は作家の河上恭一郎作。見た目にも清涼感を与えてくれます。船型の花篭にいろいろな百合が生けられて手前座脇をかざっています。

    

    

    

 冷淹手前で心をこめて淹れた冷たい一滴をお客様にお届け出来た事は、大変嬉しく思いました。今後も、お茶会を通じて小川流のお茶の美味しさを伝えていきたいと思います。最後になりましたが、今回のお手前の機会を与えてくださいました可楽家元嗣、ご指導いただきました先生方に、心より御礼申し上げます。
 


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