新潟初稽古

新潟教室 平野美楽

 新潟は近年にない大雪に見舞われた2011年1月15日、京都から御家元と可楽家元嗣のお二方からお越しいただき新潟教室の初稽古が催されました。
 新年の御挨拶の後、早速初稽古となりました。御家元が「今日は闘茶のお稽古をいたします。」とおっしゃり、闘茶の役割(雲、香、花、果、客)が発表になりました。私は花が当たり、闘茶は今まで経験したことがなく緊張いたしました。心構えもなくどうなるのかとても不安でした。御家元の丁寧な御指導に従ってそれぞれ席に着きました。五人が順番に茶を煎じ、茶味を味わい、美味な茶を淹れたのは誰かを投票し、その結果が記録され、清遊の記念として高位者に闘茶会会記が渡されました。
 最後に茶瓶の中の茶葉の有様を拝見いたしました。さすがに高位者の茶葉の有様はお見事でした。稽古なくしては、あの優しい茶味は出せないものだと痛感いたしました。稽古を重ね理想の茶味が出せるよう、また茶味を正しく味わう賞味力を持てるよう精進したいと存じます。
 新年会は、ANAクラウンホテルで行われました。御家元、可楽家元嗣から改めて新年のご挨拶があり、許状授与式が行われました。石丸睦楽先生の御発声で宴会となりました。
 新潟教室の皆さまが一堂に会して和やかに歓談できる幸せに感謝して帰路につきました。


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