小さなお客様

後楽堂直門 伊東 美楽

 京阪電車の樟葉駅、三階の教室に2010年8月11日午前10時、夏休み一日体験を依頼されワールドキッズの小さなお子さん達を迎えました。
 お盆前で少人数でしたが三歳〜小学二年生迄、保育士の先生に連れられてお茶室の小さな座布団にきちんと正座。「今日はどうしたの。みんなすごいね」と保育士の先生に褒められて緊張の面々。長時間は無理…と早速「冷淹手前」。十一人分の可愛いガラスのお茶碗は少し大きめの略盆の上、お手伝いの先生のお手前が始まりました。あまりにも小さなお子さん達に私達も一日保育士です。三歳になったばかりの理沙ちゃんが「あのね、あのね」と上手に自己紹介、続く仲良し姉妹は幼稚園の妹さんが二年生のお姉ちゃんの分まで精一杯の楽しい紹介。皆の緊張も少しずつ解れ、頂く少量のお茶に「おいしいね」。トップは三歳のこうき君。初めてのお茶に皆さん笑顔いっぱい。お菓子の頃にはさすがに少し正座が崩れました。
 床の間のお軸のカワセミ、活けられた赤いほおずき、鈴虫、蟷螂、蝶、いろいろな虫達が刻まれた茶托にも興味津々、幼い自分達の経験をそれぞれに一生懸命のお話です。時の過ぎる頃には静かなお茶室が保育室と変わっていました。余談ですが、迎えに来られたお母さんに「家でもあんなお茶つくってー」と報告のお子さんも居られ嬉しいことでした。そして幼き日の一日体験が何時までもお子さん達の記憶に在って欲しい、そう願いました。   
 ワールドキッズの先生方、くずは体育文化センターの皆さん方にお礼の言葉沢山いただき小さな小さなお茶会無事終了致しました。

幼き子美味しと飲める数滴の茶味忘れまじ祈る思ひに  美楽
 


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