第54回平安神宮煎茶献茶祭と茶会

 2009年9月27日、平安神宮煎茶献茶祭が開かれました。
小川流の煎茶席は、今年は記念殿を担当しました。龍谷大学レックコミュニティカレッジでお稽古されている方々がご奉仕なさいました。お手前は棚立礼玉露手前、すばらしいお天気の一日、約300名お客様をおむかえいたしました。

平安神宮茶会

龍谷大学 REC教室 宮地 英紀

 6月のRECの煎茶教室で、野口久楽先生が「このお教室に通って4年になる人もおられることだし、お茶会をしませんか?
9月27日です。 都合が悪い方おられますか?」と言われました。 生徒達は「えー、お茶会って、近江神宮や下鴨神社で行われているようなものなのかな」 「そんなん、でけるかいな」「先生がおっしゃっているのに、何をごちゃごちゃ言ってるんですか? お受けするのが筋です」 「なんで、9月27日やねん?」「茶会の着物があるかなぁ?」と口々に言いました。
 7月になって平安神宮でのお手前とお運びをすることが分かり、 「やりましょう」と7名のお手前と5名のお運びの練習が始まりました。お手前は棚一文字玉露手前です。 9月に入ると野口先生と木本先生の特訓と自主練習が松田和子さん宅で行われました。 茶会前日に平安神宮記念殿の会場設営を眺めていると不安が大きくなってきましたが、お道具に触れてお手前の復習をしているのを可楽家元嗣がにこやかに眺めて下さったので安心しました。
 当日、水屋に御挨拶をして会場のお手前に進むと、招待した方がお正客の席からずらりと並び、一瞬うろたえました。それでも、野口先生の優しいお言葉をお借りすれば「恙無く、粗相なく」お手前を終えました。
 茶会終了後に野口先生と木本先生のお運びで頂いたお茶とお菓子のおいしかったこと、 可楽家元嗣の「男性が2人もいて、大変頼もしい」というお言葉、水屋で大働きをされておられた家元の奥様からは「野口先生の御指導で、きちんとお手前、お運びをされましたね」との温かいお言葉、これら全てが「六十の手習い」を始めた私の宝となりました。

平安神宮晴れのお手前座

龍谷大学 REC教室 川田 憲子

 日頃の練習の机の高さやお道具との距離もちがい、又、何といっても緊張の空間でのお手前となりますときっと手順等、真っ白に消えてしまうのだろうと想像しておりました。
 9月27日、平安神宮記念殿四神の間にて可楽家元嗣、お家元奥様はじめ、諸先輩様のお助けを頂いて、立礼のお手前をさせていただきました。
 私たち12人の生徒は龍谷大学レックの生徒の中からお声をかけていただいたお仲間でございます。なにしろ、勉強不足程度ではなく、ほとんど不足のような生徒でございます。
 いざ、お客様が席につかれ、私の一煎の番が・・・。私は緊張してもあがってしまわない人で、頭の中は無味無臭無色、ただ野口先生のお声がお部屋の緊張をやさしくほぐすように音符になって流れてきます。 そして、湯冷ましから とーとっと入れた瞬間から、頭の中は虹色になるのです。「おいしいお茶を淹れてさしあげよう」というおもてなしの心の色にかわり、絶頂の時が流れるのです。 おもてなしはいつの時もどうして楽しんでいただこうかと考えている間が楽しく、喜んでいただけた時のお顔を見て又、うれしく思うのでございます。
 生きている事が“あそび”の私にとって、平素のおけいこの時間は元より、今回のお茶会を楽しめたことなどは極上の極上でございます。 ご縁あってのこととはいえ、ふりかえります度に、ご苦労おかけ致しました野口先生、木本先生に感謝でございます。
 私の虹色が続きますように御指導よろしくお願い致します。

生涯の思い出に

龍谷大学REC教室 田邊 敦子

 この度は千載一遇のチャンスを頂き、生涯の思い出に残る経験をさせて頂きました。
龍谷大の生涯学習講座の中でのお稽古ということもあり、このようなお席に出させて頂くなどとは夢にも思っておりませんでした。身に余る重責へのプレッシャー・不安・緊張で全く余裕の無い状態でその時を迎えました。
 おいしいお茶が淹れられますようにと一心にお手前し二煎目を出し終えた時、野口先生が「OKよ」と声をかけて下さり、ようやく少し落ち着きました。 何もかもが初めての事ばかりで、ただただ無我夢中の一日でした。 拙いながらも何とか無事に終えさせて頂けたのは、野口先生、木本先生のご指導と、お水屋を務めて下さったお家元の奥様はじめ諸先生方のお陰があってのことと深く感謝し、お礼申し上げます。 また、可楽家元嗣とお家元の奥様から温かいお言葉を頂き、とてもありがたく思いました。この経験を糧に今後もお稽古に励みたいと思っております。






 

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