平成19年三清会総会
平成19年9月30日(日) 京都ホテルオークラ 於
 平安神宮のお茶会の余韻覚めやらぬ夕刻六時より、京都ホテルオ−クラに於いて三清会の総会が行われました。
毎回献茶式の当番年に合わせて行われますが、今年は二百名近い会員の方々が集われました。まず、小川後楽家元と小川可楽様の御入場。御家元の御挨拶。「今回も沢山のご参加をありがとうございます。今年は可楽が献茶を無事に務めてくれました。こうして若い力が、着々と育っていてくれるのを頼もしく思います。
 ここで、この可楽に次の家元を継承さすことに決まりましたことをお知らせいたします。また改めて継承式等の御案内をさせて頂く事と思いますが、どうぞ末永くよろしくお願いいたします」代わって可楽様の御挨拶。「小川可楽でございます。本日は無事献茶式を終えることが出来、安堵いたしております。これも偏に皆様のお力添えあってのことと感謝申しあげます。次期家元を継承することが決まりましたが、どうぞ今後ともよろしくお願い致します」 続きまして、三清会事務局の伊東美楽氏より、六年間の活動報告がなされました。また、永年小川流に貢献なさいました先生方の表彰式。八人の各先生ともに八十代以上の現役の師範です。
   

       

 京都造形芸術大学教授鈴鹿康楽氏の発声で乾杯、懇親会へと移りました。美味しいお料理も半ば進んだところ、会員の皆様の余興へ。先ず、菱井梨楽さんとお友達による二胡の演奏。軽やかな中国弦の音色三曲が会場に響きました。
 次に仲本久楽さんによる着付舞。留袖の着付けを地唄「黒髪」にのって優雅に披露されました。かわって伊東美楽社中・大田恵楽さんによるマジック。「三清」の文字の書いたカードを旨く使われて、大変気のきいた楽しいマジックでした。後半、NHK神戸教室の綿貫賢太さんがアシスタントとなってのビールのマジックもお見事。その後、田原暁楽さんによる歌唱。美空ひばりの「川の流れのように」を素敵なドレスで熱唱してくださいました。最後にNHK京都文化センターの師範・生徒一同による斉唱。日頃のお稽古がしのばれる息の合ったハーモニーを聞かせて下さいました。

      

 そして皆様お待ち兼ねのくじ引き。壇上で、可楽様が箱に入った名前の札を引いていかれます。炭涼炉や色紙に一喜一憂、おおいに盛り上がりました。終りには、東京支部の岡村充楽氏による閉会の御挨拶。ご自分の先生を偲ばれつつ、お茶の結びつき、人と人との縁の素晴らしさを温かい言葉で語ってくださいました。
楽しい時はあっと言う間に過ぎ、次回の再会を約してお開きとなりました。 



TOP||小川流煎茶教室案内門人の皆様へ